最近メディアの紹介も増えているブロックチェーンゲーム（NFTゲーム）について、そもそもゲームをプレイして稼ぐという概念に疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
ゲームプレイで確かに仮想通貨を稼ぐことは出来ますが、落とし穴もあり損失につながる場合もあります。
この記事は2021年からブロックチェーンゲームをプレイしている私が経験に基づきゲームで稼ぐ仕組みや現在の課題と理想的な勝ち方を解説します。
これからブロックチェーンゲームを始めようとしている方が、ブロックチェーンゲームのリスクとリターンをしっかり把握できる内容です。
結論、現状のブロックチェーンゲームは早期参入が命。投資した資金の回収や撤退時期を考えながらプレイすることがプレイして稼ぐことに繋がります。
目次
結論！ブロックチェーンゲーム（NFTゲーム）の稼げる期間はスタートから長くとも3ヵ月まで!
これが現時点でのブロックチェーンゲームの（稼げる期間）寿命です…
ブロックチェーンゲームの稼げる仕組み（ゲームの経済システム）
まずはゲームで使用するキャラクターやアイテムを購入
ゲームプレイやアセットの販売で実際に稼ぐ
上の図の様にゲームリリースの初期段階で新規でゲームに参加する人（アセットを買いたい人）が多いと、アセットは値上がりしていきます。
アセットが値上がりするのでアセットを売ると儲かる状態になります。アセットを作るときは複数のアセットとゲームで得られる通貨を使用するので、ゲームの通貨が買われ価格が上昇します。
ゲームで得られる通貨の価値が上がると「このゲームは儲かる」と話題になり更に参加者が増え、アセットは更に値上がりし、通貨の価値もどんどん上がります。
経験上この段階で一番儲かる人はアセットを作って売る人（プレイも並行してしている）です。
次に儲かる人は初期からゲームに参加しているプレイヤーです。
早ければ早いほど多く稼げるのはもちろん、投資している額が大きいほど利益も大きい傾向にあるでしょう。
いまの時点でゲームで稼いでいる人は、新規参入者と既存のプレイヤーで追加投資している人から利益を得ています。
ソーシャルゲームではガチャを引く形でゲームに使用するキャラクターをプレイヤーが運営側から買っていましたが、ブロックチェーンゲームではプレイヤーが売る側に立てるのです。
運営はどこから利益を得るのかが気になる所ですよね。
ブロックチェーンゲームの運営は独自コインを取引所に上場させて資金を得たり、プレイヤー同士がアセットの売買をした際に手数料として取引金額の数%を徴収する事で利益を得る構造になっていることが多いです。
新規参入者が続々とゲームに参加している間は毎日安定して価値のある仮想通貨を得られます。
仮想通貨の価値も比較的高く、ゲームプレイするだけで1日で数千円から1万円を超えることもあります。
ゲームの成長期〜バブル期の到来
スタートから緩やかにプレイヤーを増やし続けてきたゲームが注目を集め始めます。
アセットがどんどん買われますが、アセットを作るスピードが追い付かずどんどん値段が上がっていきます。
まさにお祭り状態！
この状況がずっと続くと信じて会社を辞めることまで考え出す人も…
ヒットし注目されたゲームに早期参入できるとそれまでは需要が供給を大きく上回っていた為、何をやっても利益をあげられました。
が、ある日を境に新規参入する人の数が落ち着き始め、アセットもゲームで得られる通貨の値段も落ち着いてきます。
と楽観し、毎日少しずつゲームで得られる通貨の価値は下がっていきますがまだまだ稼げます。
しかし暴落はいつかやってきます…
アクシーをプレイして得られる通貨「SLP」は昨年7月に40円を超える高騰を見せました。（4月にも40円を超えましたが、別の要因です）
一番高値の時はアドベンチャー（対コンピューター線）を10回周回し、アリーナ（対人戦）を5回勝つ「デイリーミッション」をクリアするとSLPが150～200個ほどもらえました。
一番良い時で最低6,000円～10,000円くらい稼げました。
作業時間は30～1時間程度。
アセットを20個買って稼げる条件を最高の状態にして、対人戦をもっと頑張れば1日20,000円位稼げたこともありました。
しかし、この高値は長続きせず、7月の終わりころから下落の一途を辿ります。
早い段階から参加していた人は安くアセットを買えており、早期に投資額を回収できます。
しかし、ゲームの参加希望者が沢山いる状態で参入する人は、高値のアセットを買わなければならず、ゲームで得られる通貨の価値が下がれば最初の投資額を回収できない事もあります。
例えば、アクシーは去年の夏一番安いアセットが3～4万円位しました。
アセットを20個持つと利益を最大化する条件を満たすので、20個買ったとすると60万円以上は必要になります。
現在のSLP価格が0.55円くらい。一日500個稼げたとしても275円。
それでも1日700円稼げるなら長い目で見れば投資分は回収できると思いますよね。
ですが、ケイが投資した額はアセット3個で35万円程。今のままでは回収まで500日掛かる計算です。更に毎日どんどん通貨の価値は下がっていきます。
アクシーに比べて下落スピードが速かったので逃げ遅れる人が多くいると見られ、参入が遅かった人ほど投資額回収には至らなかったと思います…
稼げる金額が少なくなったからといってすぐにゲーム自体が無くなる事はありません。
面白いゲームであればソーシャルゲームに比べると、NFTを所有したり少しは稼げるのですから楽しみの幅は広がるのではないかと思います。
現在のブロックチェーンゲームの稼ぎ方の理想
稼ぐことを目的とするならば注目を集める前、リリース前のセールからゲームに参加することが一番かなと思います。
最初にしっかり投資をして、プレイやアセット売買で稼ぎ、下落前に売り抜けるのが利益の最大化を図る方法だと思います。
プレイヤー数が増えなければアセットも通貨も価値が高まりません。
ここはTwitterでブロックチェーンゲームの事をつぶやいている人達をフォローし情報収集するしかありません。
ブロックチェーンゲームの今後はどうなる？
今のブロックチェーンゲームは稼げる期間が短くても、今後新しい経済システムが出てくるのではと筆者は期待しています。
現状はプレイヤー同士が投資したお金を早い者勝ちで取っていく構図と考えられますが、例えば企業がスポンサーになりゲームの中で広告を出せばプレイヤーに還元できるのではないでしょうか。
まだまだブロックチェーンゲームは始まったばかりに過ぎません。
今後ビジュアル的にも内容的にもクオリティは高まっていくのは間違いないですし、生活の一部にすらなるような仮想空間「メタバース」を利用したゲームが増え、その中でビジネスが出来ると筆者は考えています。
稼げる金額が減ってもプレイヤーが多いのはアクシーインフィニティです。
バトルシステムがビジュアルごと大幅に刷新されたり、ランドという任天堂の「どうぶつの森」のようなゲームモードのリリースも控えており、期待している人も多いようです。
