STEPNで一大旋風を巻き起こした「Move to Earn」のブロックチェーンゲームに興味がある方は多いのではないでしょうか。
今回は基本プレイ無料のMove to Earn(運動して稼ぐ) の NFT モバイル ゲーム「Genopets」(ジェノペッツ)を難しい専門用語一切なしで解説します。
この記事は2020年からブロックチェーンゲームで安定した収益をあげ、2022年4月よりGenopetsのベータテストをプレイし続けている筆者がゲーム内容や稼ぎかたを自身のプレイ経験やホワイトペーパー(運営からのゲームの解説)を元に難しい用語なしでわかりやすく解説します。
この記事からわかること
・2022年にヒットした「Move to Earn」にゲームの要素もプラスされたハイクオリティなゲーム
・現在はペットの育成とハビタットと呼ばれる生息地での独自通貨とアイテムの採掘のコンテンツが解放されている
・バトルやお世話のゲームコンテンツをリリース予定
・Genopetsの稼ぎかた
・Genopets独自通貨の詳細
・無料プレイは赤ちゃんジェノペットを育てて売ることで稼ぐ
・Genopetsをプレイする上でのメリットとデメリット(リスク)
・Genopetsの無料でのベータテスト参加方法
「Genopets」がどんなゲームか知りたい方、正式リリースされた際にスタートダッシュを切りたい方に向けた記事です。
目次
『Gonopets』基本情報
ゲーム名 | Genopets(ジェノペッツ) |
開発・運営会社 | Witty Elite Limited(イギリス) |
ジャンル | Move to Earn+Play to Earn(バトル・育成シミュレーション) |
公式サイトURL | https://www.genopets.me/ |
リリース年月 | 2023年(正式リリース) |
使用通貨 | GENE・KI・SOL |
チェーン | SOLANA |
デバイス | Android・iOS |
Genopetsはデジタルペットのジェノペットと歩いたり、探索や戦闘をしながらプレイ中に仮想通貨を獲得できるブロックチェーンゲームです。
Move to Earnにゲームの要素(Play to Earn)を加えた新しいジャンルです。
Genopetsのゲーム内容
STEPNは歩いたり走ったりすることが中心の(希少な靴を生成するガチャ要素もありましたが)とてもシンプルな内容だったのに対し、Genopetsはポケモンやたまごっちのような内容のゲーム性が豊富なのが特徴です。
genopetsのゲーム内容
・歩いた歩数をエネルギーに変えてジェノペットを成長させる
・他のプレイヤーのジェノペットとのバトルゲーム(これから実装予定)
・自分のペットに餌をあげたり一緒に遊ぶ(これから実装予定)
歩いた歩数をエネルギーに変えてジェノペットを成長させる
Move to Earn(運動して稼ぐ)のゲームなので原動力となるのはもちろん歩数です。
プレイヤーは毎日の歩数をENERGY(エネルギー)という数値に変換します。
このENERGYはXPに変えてレベルアップに使用したり、アイテムをつくったりするゲームの基本となるものです。
⇩ジェノペットの成長の段階 公式ホワイトペーパーより引用
赤ちゃんジェノペットはレベル1から始まり、ある程度のレベルに達するとステージが上がり見た目も成長します。
レベルは78まで、ステージは12段階に分かれています。
他のプレイヤーのジェノペットとのバトルゲーム
これから実装が予定されているゲームで筆者が一番注目しているのはバトルシステム。
歩数から変換したENERGYを使用して、他のプレイヤーが所有しているジェノペットとターン制の対戦ゲームが可能になります。
⇩バトルシステムのイメージ 公式ホワイトペーパーより引用
自分のペットに餌をあげたり一緒に遊ぶ
もうひとつのゲームモードが「お世話」です。
ジェノペットに餌をあげたり、一緒に遊んだり…たまごっちのようなイメージです。
⇩お世話のイメージ 公式のホワイトペーパーより引用
Genopetsの稼ぎかた
Genopetsの稼ぎかた
・ハビタット(生息地)を所有して仮想通貨のKIとアイテムのクリスタルを作って売る
・ハビタット(生息地)を作って売る
・赤ちゃんジェノペットを育ててから売る(現在は育てることが可能・販売は未実装)
・ハビタット(生息地)をレンタルして収入を得る(現在は未実装)
ハビタット(生息地)を所有して仮想通貨のKIとアイテムのクリスタルを作って売る
ハビタットはジェノペットの生息地で、他のブロックチェーンゲームの土地(ランド)に相当します。
⇩筆者が所有しているハビタット
ハビタットを手に入れると仮想通貨のKIを得て収益を挙げられるほか、クリスタルという素材を作って売ることもできます。
このハビタットを持つことによって、ジェノペットを育てて売るだけの無料プレイとは違った稼ぎかたができるようになります。
2022年8月からKIの採掘とクリスタルの生成が実装され現時点で稼ぐことが可能です。
ハビタット(生息地)を作って売る
ハビタットの所有者は指定の素材を使用して生成することができます。
こちらも2022年8月より実装され実際にハビタットを生成して販売できます。
ハビタット生成の条件
・ハビタットを所有している
・作ろうとしている属性(水・火・木・金属・土)のクリスタルを5個使用
・テラフォームシードという種を1個使用(グレード1~6まであり、グレードによって費用が変わる)
・KIトークンを1,800個~10,000個使用(テラフォームシードのグレードによって変わる)
・ガバナンストークンのGENEを5個使用
ハビタットを生成するにはそれなりの費用が発生するので、この記事を書いている2022年9月の時点でこの稼ぎかたはリスクが高いと筆者は感じています。
ゲームが正式リリースされて、ゲームの内容が全て明らかになるまでは様子見で良いと思います。
赤ちゃんジェノペットを育ててから売る
Genopetsでの無料プレイで稼ぐ方法はこの手段です。(上の写真は筆者が無料でもらった赤ちゃんジェノペット)
新しく産まれた赤ちゃんのジェノペットは無料でもらうことができます。
この赤ちゃんを歩いて稼いだENERGYを使用して育ててから他のプレイヤーに販売して稼ぐことが可能になる予定です。
※現在は赤ちゃんジェノペットを育てることのみ可能。赤ちゃんジェノペットの販売は未実装です。
ハビタット(生息地)をレンタルして収入を得る
ハビタットの所有者は他のプレイヤーにハビタットをレンタルし、賃料を得ることができます。
レンタルする機能は「KIの収穫」と「アイテム作成」の2つがあり、貸し出すプレイヤーにそれぞれ割り当てることができます。
ハビタットの賃料は貸し出す側が設定をすることができます。
※2022年9月の時点ではレンタル機能は実装されていません。
Genopetsの通貨について
Genopetsの独自通貨はGENEとKIの2種類があります。
GENEについて
シンボル(通貨名) | GENE(Genopets) |
規格 | SOLANA |
総発行数 | 2,000,000,000 |
GENEはいわゆるガバナンストークンです。
ガバナンストークンとは、その通貨を所持したりステーキング(預けて利息をもらうこと)することによりゲームの仕組みなどの決定について投票する権利を有する通貨のことで、株のようなイメージです。
ステーキングすることによって、利息としてGENEやこの後説明するもうひとつの通貨「KI」をもらえます。(どちらを利息として受け取るかその都度選択できます)
この他、季節限定のNFTセールなど、この通貨でしか買えないセールが実施される予定です。
KIについて
シンボル(通貨名) | KI(Genopets KI) |
規格 | SOLANA |
総発行数 | 48,358,092 |
KIはゲームで主に使用されるユーティリティトークンと呼ばれる通貨です。
ハビタットの所有者はこのKIをENERGYから変えて稼ぐことができ、取引所で他の通貨に交換できるほか、様々なアイテムの作成に使用することができます。
sGENEについて
sGENEはGENEをステーキング(預ける)ことによりもらえるゲーム内でGENEの代わりに使用できる形の通貨です。
一度この形で利息として受け取ると他の通貨に両替はできず、GENEにも戻せません。
Genopetsをプレイする上でのメリットとデメリット(リスク)
完成度が高くブロックチェーン業界から注目されているGenopetsですが、プレイを始めるにあたりメリットの他にデメリットは存在しますので、詳しく説明していきます。
Genopetsのメリット
・ゲーム性やグラフィックの完成度が高い
・2022年にブレイクしたMove to Earn(運動して稼ぐ)ジャンルである
・有名な投資会社や著名人が出資している
ゲーム性やグラフィックの完成度が高い
プレイするゲームを選ぶ重要な要素となるのがこの部分だと思います。
今までのブロックチェーンゲームは粗削りなものが多くゲーム性もシンプル、稼げる期間も短期間なものであったため、ゲームとしての寿命は長くても1~2ヵ月程度のものが殆どでした。
これまでのブロックチェーンゲームの魅力は「稼げる」ことだけでしたが、これにゲーム性と高いレベルのグラフィックが伴ったゲームが出てくると今までの流れは変わってくるでしょう。
2022年にブレイクしたMove to Earn(運動して稼ぐ)ジャンルである
2022年に大ブレイクしたSTEPNで一大ジャンルになった「Move to Earn」のジャンルは一定の層の支持があり、STPENユーザーの流入も見込まれるでしょう。
STEPNの後に続いてリリースされた他社製の「Move to Earn」はSTEPNと似たようなものが多い状態でしたが、ゲーム性も兼ね揃えたGenopetsは健康志向の人からゲーマーまで幅広い層からの参加が期待できます。
有名な投資会社や著名人が出資している
Genopetsに世界的にもトップレベルの規模の暗号資産投資会社「ALAMEDA RESEARCH」(アラメダリサーチ)が出資していることは、かなりの話題になりました。
もうひとつの注目の出資企業は香港を拠点とした投資企業の「Animoca Brands」でブロックチェーン業界では有名な企業のひとつ。
2022年8月には三菱UFJ銀行がこのAnimoca Brandsの日本法人に2,500万ドル出資の発表がありました。
こういった規模の大きな投資会社の出資を受けられるということは、ゲームのプロジェクトに相応の信頼性があるということです。
残念ながらブロックチェーンゲームの世界では、ゲームリリース前にNFTのアイテムなどを販売した代金を持ち逃げするような詐欺も横行しているため、こういった出資企業の情報は詐欺の可能性を少しでも回避できる要素でもあると言えます。
⇩その他サッカーワールドカップ元日本代表で活躍したプロサッカー選手の本田圭佑氏が出資していることでも話題になりました。
Genopetsのデメリット
・ゲーム性や経済の仕組みが複雑
・ゲームの開発期間が長い
・独自通貨のGENEとKIが下落傾向
ゲーム性や経済の仕組みが複雑
STPENがヒットした理由のひとつはゲーム性のシンプルさでした。
ブロックチェーンゲームを始めるには仮想通貨やウォレットが必要だったり、送金や両替(スワップ)などある程度の知識が必要です。
この点が仮想通貨ユーザー以外の層の参加の壁となっていましたが、STEPNはシンプルなゲーム性や利便性(アプリ内で仮想通貨の両替が可能)がハードルを下げたこともあり、仮想通貨ユーザー以外の参加が多くみられました。
Gonopetsは歩いて稼ぐだけではなく、先に解説したジェノペットの生息地のハビタットやクリスタルなどのアイテムの要素もあり、仮想通貨初心者には少し難しく感じる可能性があるでしょう。
ゲームの参加者は多ければ多いほどゲームの繁栄に繋がりますので、仮想通貨ユーザー以外の層の取り込みは我々ブロックチェーンプレイヤーにとっては重要な要素です。
ゲームの開発期間が長い
実はGenopetsはSTEPNよりも先(2021年3月より開発開始)に立ち上がったゲームプロジェクトです。
2022年9月現在一部のコンテンツは解放されていますが、ゲームの全貌はまだまだ見えていません。
ゲームの開発期間的には長いとは言えませんがトレンドの流れが早いブロックチェーンゲームの世界では、プロジェクトの発表からリリースまで期間が空いてしまうのは、見込みユーザーが他の魅力的なゲームに流出してしまいます。
独自通貨のGENEとKIが下落傾向
独自通貨の下落も懸念材料です。
2022年5月から仮想通貨全体の相場が弱気となり、どの通貨も大幅な下落に見舞われています。
⇩GENE(左)とKI(右)の価格チャート
ゲームで得られる通貨の価値は高いほどゲームの魅力になるので、通貨の下落はユーザーの新規流入にも影響を及ぼします。
Genopetsの始めかた(ベータテスト参加方法)
※今回は無料でベータテストに参加する方法を解説します。
まずはPhantom Wallet(ファントムウォレット)をChromeにインストールします。
導入方法はこちらの記事を参考にしてください。
ファントムウォレットをChromeにインストールしたらGenopets公式サイトに移動します。
Genopets公式サイトはこちら
⇩公式ページの右上の「SIGN IN」をクリックします。
⇩左側の「BETA SIGN UP」をクリックします。
⇩カーソルを画面中央付近に移動させると「LOGIN WITH WALLET」付近をクリックします。
⇩「PHANTOM」をクリックします。
⇩ウォレットが立ち上がるので「接続」をクリックします。(ウォレットにログインしていない場合はパスワードを求められます)
⇩承認を求められるので「承認」ボタンをクリックします。
⇩新規アカウント用のメールアドレスとパスワードを決めて入力し、最後に「CREATE ACCOUNT」をクリックします。
⇩「LINK NOW」をクリックします。
⇩「RESUME SIGNUP」をクリックする。
⇩設定したメールを確認するよう促されますのでメールを確認し、メール本文中のURLをクリックします。
⇩Genopetsのdiscordに参加が必要なのでURLをクリックします。
⇩discordのアカウントを持っていない方はメールアドレス、パスワード、生年月日、電話番号を入力しアカウントを作成してください。
⇩ドラゴンのアイコンをクリックすると認証されます。
⇩「VERIFY DISCORD」をクリックします。
⇩「認証」ボタンを押します。
⇩こちらのページに移ったら登録終了です。
Genopetsのまとめ
Genopetsのまとめ
・2023年リリース予定の「Move to Earn」ジャンルのゲーム
・現在は一部のコンテンツがリリース済み
・歩いて稼ぐ他に、「Play to earn」の要素のバトルなどのゲームも実装予定
・赤ちゃんジェノペットを育てて売る無料プレイも可能
・Genopetsの生息地「ハビタット」を持つことにより稼ぎかたが複数になる
・Genopetsに出資している企業は有名な投資会社や有名人が名を連ねている
・ゲームのクオリティは最大のメリット、複雑さはデメリットでもある
ブロックチェーンゲーム業界でも注目のプロジェクトなので、日々の情報はしっかりキャッチしていきましょう!