ブロックチェーンゲームの事を調べる中で、必ず目にする「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」。
これからブロックチェーンゲームを始めようとしている方も気になっている人は多いのではないでしょうか。
2021年の夏頃に世界的に大ブレイクし一時はゲームを始めるだけで10万円以上掛かりましたが、最近は無料でプレイも可能になりました。
マーケットで売られているアクシーも日本円で500円くらいから買えるようになり(2022年7月現在)、始めやすい環境になったと言えるでしょう。
この記事ではアクシーがブレイクする前の2020年からプレイし続けている筆者がアクシーの基本情報から魅力や今後の展望までを解説します。
アクシーをこれから始めようと思っている方は、この記事を読むとアクシーをプレイするにあたってのメリット・デメリットや今後予定の期待されているランドリリースまで知ることができます。
2021年のブレイクから一旦落ち着き誰もが稼ぎやすい状況とは言えなくなったアクシーですが、長く地道な開発を続けてきた業界最大手は目を離せない存在です。
目次
アクシーインフィニティの基本情報
ゲーム名 | アクシーインフィニティ(Axie Infinity) |
開発・運営会社 | Sky Mavis |
ジャンル | トレーディングカードゲーム |
公式サイトURL | https://axieinfinity.com/ |
リリース年月 | 2018年3月 |
使用通貨 | WETH・AXS・SLP・RON |
チェーン | Ronin |
デバイス | パソコン・スマートフォン(現在Androidのみアプリ有) |
アクシーインフィニティは2018年からベトナムのSky Mavis社によって開発・運営されているブロックチェーンゲームです。
⇩パートナーには仮想通貨取引所最大手のBINANCEやゲーム開発・販売大手企業のUBISOFT、あのSAMSUNGも名を連ねています。
ブロックチェーンゲームがまだ世の中に知られていない2018年から続くアクシーは熱狂的なファンが多く、とても強固なコミュニティがあることで知られます。
アクシーインフィニティ「origin」のゲーム内容と稼ぐ方法
アクシーインフィニティはAxieという空想のキャラクターを使用して遊ぶ対戦型のカードゲームです。
2022年4月にゲーム内容を刷新した「origin」がリリースされました。
「origin」リリースにより今まで親しまれてきた「V2」は今後停止されプレイできなくなる予定です。
以下、「origin」のゲーム内容を簡単に説明します。
⇩ステージを攻略していく『ADVENTURE』という対コンピュータ対戦(PvE)とプレイヤー同士で対戦する『ARENA』(PvP)の2通りのモードがあります。
アクシーで稼ぐ手段のひとつとして、一定期間のランキング戦での入賞が挙げられます。
オリジンリリース後の最初のアルファシーズンでは総額約78万ドル相当のトークンが賞金になりました。
このランキング戦は対人戦の『ARENA』の順位を競うものですが、コンピュータ戦の『ADVENTURE』も役割を担っています。
オリジンでは「ルーン」と「チャーム」という装飾品を作り、アクシーとカードを強化することができます。
この装飾品を作る素材が『Moonshard』(近い将来SLPというトークンも使用予定)です。『Moonshard』は『ADVENTURE』でも『ARENA』でも手に入れることが出来ます。
「ルーン」と「チャーム」は種類が沢山あり効果は様々。
『Moonshard』を消費することにより作ることができますが、どの種類が出来るかは抽選によって決まります。
強い個体のアクシーをマーケットで買ったとしても、この装飾品の効果の差で勝負がつくことも多くなりそうです。
ランキング戦の上位に入賞する為には値段の高い強い個体だけではなく、ゲームのスキルも、能力の高い装飾品を手に入れる運も必要という訳です。
origin以前のバージョンではSLPというトークンをゲームプレイを通じて稼いで売る手段のプレイヤーが多かったため、SLPの価値が下がってしまいプレイヤーの減少に繋がりました。
世界中で流行っているPlay to Earnのゲームではこの課題が解消できずに1~2ヵ月という短期間でプレイヤーが去り廃れてしまう問題を抱えています。
新しい「origin」ではランキング戦入賞での入賞が主な収益源となるため、前作以上にプレイヤーのスキルが求められます。
ゲームの実力で稼ぐという点では本来のPlay to Earnの本質に近づいたと言えるのではないでしょうか。
『ランド』という新コンテンツ
ランドコンテンツは自分が持っているアクシー達をランドという仮想の世界で動かせるゲームです。
自分のランドに持っている家具などのアイテムを配置したり農作物を育てたりできます。
アイテムは素材を収集して作ることも出来ます。
2020年末に限定公開されたランドのデモ版では、キメラと呼ばれる敵(PvEと同じ要領)と戦って勝つと素材を手に入れることができました。
ランドコンテンツは2021年12月までにリリースされる予定でしたが、延期になっています。
ランドのリリースとアクシーの今後
ランドでアイテムを作ったりキメラと戦ってレアなアイテムをゲットしたり…
そのアイテムを売買できるとするとゲーム上で経済圏が出来上がるのではと感じます。
現実と仮想の境目がどんどん無くなっていくようでとってもワクワクしてます。
アクシーインフィニティのまとめ
アクシーインフィニティまとめ
・アクシーインフィニティは2018年から開発を続けるブロックチェーンゲームの草分け的存在
・パートナーには大手企業が名を連ねる
・2021年に大ブレイクし世界的に有名なゲームになった
・ブレイク当時はゲームを始めるには10万円以上必要だったが、現在は500円からアクシーを買える状況
・originから無料でプレイ可能になった
・2022年4月にゲーム内容を刷新した「origin」をリリース、前バージョンは将来的に停止予定
・ランドという箱庭的なゲームコンテンツもリリース予定
現在たくさんのブロックチェーンゲームがリリースされていますが、ゲームで獲得するトークンの価格が下落する結末はアクシーが辿ってきた道と同じであると言えます。
アクシーはこの問題を解決すべくゲーム内容の刷新と新しいコンテンツの開発に力を注いでおり、ファンの多さと強固なコミュニティも存在からも、まだまだブロックチェーンゲーム業界の先頭に立つ存在であると言えるでしょう。